フリッツハンセン FRITZ HANSEN

1872年にフリッツ・ハンセンによりデンマークのコペンハーゲンで創業されたブランドです。1930年代、曲げ木のスチーム加工を導入し、ハンス・ウェグナーがデザインしたチャイナチェアを世に送り出します。戦後にはアルネ・ヤコブソンが成形合板を加工したアントチェアと後継のセブンチェアをデザインします。その後、セブンチェアはフリッツ・ハンセン社の看板商品となり、現在も製造が続くロングセラーとなりました。現在も公共施設、オフィス、住宅に向けて実力派のデザイナーとコラボレーションを続け、インテリアの他に雑貨も展開しています。

エッグチェアEgg Chair

アルネ・ヤコブセンが1958年にデンマークのSASロイヤルホテルにむけてデザインしたラウンジチェアです。家具の名前が体現しているように、覆う背面が体を包み込むようなデザインをしている特徴的なインテリアです。各所公共施設の他、自宅やオフィスなどでは、専用のオットマンと一緒に設置されていることもあります。

セブンチェアSeven Chair

1955年にアルネ・ヤコブセンがデザインした椅子です。成形合板を素材とし、背面が逆正三角形のデザインをしています。発表後、フリッツハンセンの代表的なデザイナーズ家具となり、ロングセラー商品として現在も変わらぬ人気があります。アームレスのもの、アームがついているもの、レザーを座面に使用したもの、キャスター付きのもの、バースツールのような脚部をもったものなど、バリエーション豊かです。