チャールズ&レイ・イームズ Charles & Ray Eames

アメリカ出身の工業デザイナーです。1943年にアメリカのカリフォルニア州に事務所を設立し、戦時中は負傷兵用の合板を使用した添え木を開発します。添え木開発のノウハウを生かし、戦後は大量生産可能な家具の開発に移りました。1946年にハーマンミラー社が形合板を使用した家具の販売権を獲得し、翌年にハーマンミラー社のデザインコンサルタントに就任します。代表作には成形合板やグラスファイバーといった新素材を先駆けて使用した「イームズシェルチェア」、「ラウンジチェア」があります。

イームズラウンジチェア&オットマンEames Lounge Chair and Ottoman

チャールズ＆レイ・イームズによってデザインされたオットマン（フットスツール）付きの椅子です。
1956年にアメリカのテレビ番組で紹介されて好評を博し、映画や雑誌の撮影に使用されました。ヴィンテージ品は貴重なローズウッド、そしてアニリンレザーが使用されているのに対し、現行モデルでは、木材やレザーの種類、そして仕上げの部分に変更が加えられました。しかし現在まで一貫して職人の手作業で製造されています。