サックス Saxophone

セルマーSELMAR

1885年フランスで創業、1921年からサックスの生産をはじめます。サックスを量産した初めてのメーカーとして知られていますが、サックスの生みの親、アドルフ・サックス社を吸収したいきさつからそのように言われています。名実ともに老舗中の老舗です。歴史と技術に裏付けられた、すべてのサックスメーカーのお手本としての存在感があります。共通する音色はやわらかでしっかりとしたものです。マーク6などのビンテージモデルも人気です。セルマーは最終調整を演奏者に委ねる傾向があり、特にキーの調整をプロに依頼することで、見違えるような素晴らしい楽器として完成することでも知られています。

ヤナギサワYANAGISAWA

1896年創業、サックスの生産は1954年にはじまりました。日本での草分けであり、日本で唯一のサックス専門メーカーとして、確固たる地位を占めています。今まで数々の銘器を生み出していますが、共通するのは太く重厚感のある音色と透明感のある響き、そして、吹きやすく体と手にフィットすることでしょう。クラシック、ジャズを問わずすべてのジャンルに柔軟に適応するポテンシャルを秘めています。すべてのラインアップが人気モデルと言え、入手困難な場合もあるほどです。

ビュッフェ・クランポンBuffet　Crampon　

1825年創業、フランスの木管楽器専門メーカーです。特にクラリネットで有名ですが、1866年には早くもサックスの製造にとりかかっており、以来、世界中の演奏家に支持され続けています。上品で綺麗な音色は全モデルに共通するもので、日本でも、クランポンの熱烈な支持者は多数にのぼります。銘器とうたわれるスーパーダイナクションやS-1が特に有名です。初心者でも、このような良い楽器を選ぶことは、楽器のポテンシャルが自分の上達を手伝ってくれることにつながり、おすすめできると言えるでしょう。