フレデリシア Fredericia

フレデリシアは元々1911年に「FredericiaStolefabrik」という家族経営の家具製造メーカーとしてデンマークに創業されました。経営難を受けて1955年にアンドレアス・グラバーセンが会社を買収し、経営再建を図ります。その過程でグラバーセンの知己であったデザイナーのボーエ・モーエンセンを招聘します。ボーエ・モーエンセンは「No.1ソファ」を発表して、1年あまりで経営を再建させると以降もフレデリシアへ「スパニッシュチェア」などのインテリアデザインを提供しました。モーエンセンの死後はナナ・ティッツェルの「トリニダッドチェア」が好評を博し、以降若手デザイナーや安積伸など個性的なデザイナーを積極的に起用し、北欧におけるデザイナーズ家具ブランドとして確固たる地位を築きました。

スパニッシュチェア SPANISH CHAIR

幅広のアームを持ち、アウトドアで使用する折りたたみ椅子に類似しています。折りたたむことはできませんが、座面下のベルトで椅子の張りを調節することが可能。フレームにオーク材、座席部分にナチュラルレザーが用いられています。1959年にボーエ・モーエンセンが自宅用にデザインしたチェアです。

Model 2213ソファ Model 2213 Sofa

ボーエ・モーエンセンの代表作の一つである、1962年にデザインされたレザーソファです。上質な革をフレデリシア社の高い技術力で加工しているため、時間がたつほどに色の深みと重厚感が増していきます。デザイナーズ家具であることもあいまって、ヴィンテージ品の中では人気が高い家具です。また、クッションはフェザーを使用しているため、長時間座っても快適な座り心地を提供してくれます。