カッペリーニ cappellini

エンリコ・カッペリーニが1946年、イタリアに工房を創設し、木工家具の自社製造を行っていました。1977年、息子のジュリオ・カッペリーニが経営者となると、デザイナーズ家具の製造へと路線を転換し、現在のカッペリーニブランドを形成します。多種多様なデザイナーとコラボレーションした結果、現在までにマークニューソンの「エンブリオチェア」、マルセル・ワンダースの「ノッテッド・チェア」など、ユニークな名作家具が誕生しています。カッペリーニのインテリアの中でもジャスパー・モリソン、ピエロ・リッソーニらのシンプルかつモダンデザインと、倉俣史朗やマーク・ニューソン、エミリオ・プッチらの一度見たら忘れられない独特なコンテンポラリー家具は目を引きます。現在、カッペリーニはイタリアのポルトローナ・フラウの傘下に所属しています。

チューブチェアtube chair

一つ一つのパーツはクッションが巻かれた筒ですが、それらを連結させることで椅子やベンチ、はたまたそれ以外の家具に作り変えることができます。1969年、ジョエ・コロンボによってデザインされ、アメリカのMOMAのパーマネントコレクションに認定された家具です。

リボルビングキャビネットRevolving Cabinet

1970年、倉俣史朗によってデザインされたプラスチック製のキャビネットです。オブジェのように見えますが、20個の引き出しを持ち合わせ、支柱を中心に各引出しが螺旋階段のように展開します。